バンコク中心部のサイアムにあるイベントスペース「Lido Connect」が、タイにライブハウス文化を根付かせるべく、新プロジェクトを開始。
まずは「ライブハウスとは?」というお題にて、タイのミュージシャンや、主に若手の業界関係者にインタビューを敢行した。こちらはそのティザー動画となる。
本編については2月中には配信される予定とのこと
ティザー動画では、temp. ニック、Hariguem Zaboy ジャー、Stamp Apiwat、electric.neon.lamp ジェーン、Yellow Fang ペーン、Have You Heard? ギ、Wednesday・Harmonica(以前バンコクにあった伝説のライブハウス) プット、dessin the world・Faustus ジン、Gym and Swim チャルーム、TELEx TELEXs オーム、KUNST イッグなどなどがフィーチャーされており、「音楽シーンに欠かせない要素」「ライブが見たいな、と思ったら行く場所」「音楽シーンが生まれる場所」「ミュージシャンとオーディエンスを繋げる場所」と、皆、思い思いにライブハウスについて語っている。
今までも、ライブハウス運営に挑戦したタイ人はいた。ただ、環境や習慣やお金の問題で、長期に続けるのは難しい事情がある。
契約更新のタイミングで2倍3倍の賃料をふっかけられたり、そもそも更新してくれなかったり、裏手にコンドミニアムができたためしょっちゅう警察に通報されるようになったり、と、数々のライブハウスや音楽バーができては消えていった。
有名バンドのライブが、デパートやイベントで無料で観賞できるのが当たり前のタイで、知らないバンドの音楽をチケット代払ってまで見に行く、という文化がそもそも弱かったりもする(最近はだいぶ事情が変わってきており、チケットを買ってライブを観に行く人もだいぶ増えてきた)。
※タイのライブハウス事情についてはこちらのコラムから。
そんななか、Lidoがまた新たに挑戦を始める。当プロジェクトの中の人たちは、音楽を愛し、音楽に愛され、情熱を持って音楽事業に従事している若者たちなので、当プロジェクトの先行きを追いかけつつ、陰日向でサポートしていこうと思っている。
※「Lido Connect」が仕掛けるライブハウスプロジェクトの第一弾、第二弾のライブイベントはこちらの記事から。