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タイのオルタナティブフォークバンド「VENN」が今年11月21日にニューアルバム「Mölkky」をリリースする。
従来よりも楽曲スタイルを押し広げ、ワールドミュージック、HIP HOP、オルタナティブロックの要素も意欲的に取り込んだ全12曲となる。
リスニングパーティーで配布されたフライヤー。裏面には各曲の解説が載っており、参加者は楽曲を聴きながら解説文を読んでいた。
先日、アルバムリリースにさきがけリスニングパーティーが開催された。タイの音楽関係者やメディアなどを招き、ニューアルバムに収録された全12曲を頭から終わりまでノンストップで聴くというリスニングパーティー。
VENNのメンバーによる挨拶。参加者からは一曲終わるごとに歓声があがり、全曲聞き終わった後には大喝采となっていた。筆者の座った位置の関係で、ベースのApの顔がスピーカーにだだ被りしている。
アルバム全曲が流れる約1時間ほどの間、雑談する者やスマホをいじる者もなく、皆真剣に聴き入っていた。
壮大なサウンドプロダクション、聴きやすいながらも随所にみられるミュージシャン然としたこだわり、様々なジャンルを行き来しつつも全てVENNのオリジナリティにつなげる手腕。
タイインディーズ史に刻まれるであろう傑作が生まれていた。リリース後、タイの音楽シーンを騒がせることになると確信できるほどの出来栄え。
先行でシングルが数曲リリースされている。11月21日のアルバムリリースまで、こちらを聴いて期待を高めておいて欲しい。
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