【香港 / Hong Kong】香港を代表するポップスターの、激動する社会での生き様を追ったドキュメンタリー公開!

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香港のポップスター、デニス・ホーの生き様を追ったドキュメンタリー映画「デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング」が公開された。
9歳の時にみたアニタ・ムイに憧れて歌手の道を歩み始めた彼女は、2001年にデビュー。2003年にアニタ・ムイが病死したあとは、香港ポップスの最重要のアーティストとして、ワールドワイドに活動を続けてきた。社会運動にも積極的にコミット。2012年には同性愛者であることを表明した。
さらに、2014年には、雨傘運動に参加。最前線で座り込みを続けたデニスは逮捕され、中国から封殺、所属していたレコード会社からも契約を打ち切られる。しかし根強い人気を持つ彼女は、インディーズ歌手としてチケットを瞬時に売り切り、4日間の香港コロシアムコンサートを成功させた。

映画は、警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠した、2014年の雨傘運動から、2019年の逃亡犯条例改正に反対するデモに至る、近年の香港の政治的な動きと、香港市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げる一人のアーティスト、デニス・ホーの生き様を映し出す。
数百万のデモ参加者が街頭に繰り出した時、彼女は催涙ガスと放水砲が飛び交う通りに立ち続け、デモ参加者を守ろうとする。そして、国連やアメリカ議会で香港の危機的状況について訴え、自由と民主主義を守ろうとする人々の姿を世界に発信していくのだった。

監督は、アムブリカ・プロダクションズの創設者で、30年間に渡りドキュメンタリー映画制作に従事している、スー・ウイリアムズ。

映画は6/5(土)シアター・イメージフォーラム(東京)にて公開。以後、全国順次公開。

映画公式サイト
http://deniseho-movie2021.com/

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