フィリピン・マニラを拠点に活動を展開するオルタナティブ・バンド”She’s Only Sixteen”が、5曲入りのニューEP「The Other Side」を11月27日にリリースした。
前作「Whatever That Was」から3年。コロナ禍で、様々なことが手に負えない状況の中、一旦は散り散りになっていたバンドが再結成して動き出した。
ダンスとファンクを取り入れたリードシングル “Broken Glass “と “Wake Up “を聴くとわかるように、より幅広いサウンドスペクトラムを展開している。決して激しめの音ではなく、とてもしなやかなポップスで、メロディも美しく聴いていて心地よい。台湾のサンセット・ローラーコースターや、タイのプム・ヴィプリットの音作りにも近い。また日本のシティポップスのエッセンスも感じられる。
前作の「Whatever That Was」のようなメランコリアに近い雰囲気や、ギターを多用した広がりのあるサウンドではなく、状況や自然の摂理に合わせた、諦観的ではあるが楽観的なサウンドが好んで表現されているようだ。
ヴォーカリストのRoberto Sena(ロベルト・セーニャ)は、こう話している。
「俺たちは、もう学生や20代前半の頃のような若造ではない。人生はこれまで見たこともないほど速く動いている。そうした中でも俺たちは常に一緒に成長し続けているし、このEPはそれを示している。年齢を重ねてもなお、新しいことに挑戦する傾向が強くなっているというのは嬉しいことだよ」
今回の作品は、バンド初の完全セルフ・プロデュースによるもの。アメリカ・ニュージャージーのJP Del Mundo (60NICE)がミックスとマスタリングを担当し、Roy MacasaetとShe’s Only Sixteenがエグゼクティブ・プロデュースを担当した。
She’s Only Sixteen(Philippines)
“The Other Side”
M1. Good Company
M2.Broken Glass
M3.Wake Up
M4.Ghost
M5.Just A Bit Rain
◎ストリーミング・リンク
https://backl.ink/143466350
