【Column】
コザの天ぷら【コツのいらないアジア音楽】VOL.5
アジア音楽視聴環境セットアップのすすめ

11月11日(土)から一般チケットの販売が開始、第1弾出演者発表とMusic Lane Festival Okinawa 2024の動きが本格化してきました!
第1弾出演者、ご覧になりましたか?
SpotifyやApple musicの公式プレイリストへのリストイン常連の国内/国外アーティストがずらり!

このラインナップが沖縄で見れるとあれば、いち早く音楽の流行や渦を体感したい沖縄リスナーにはもちろん、日本のリスナーにも見逃してほしくない!とまた勝手に気持ちを熱くしています。

さて、第1弾発表ラインナップも沖縄、日本をはじめ香港、フィリピン、タイ、インドネシア、モンゴル、イタリア、イスラエルとワクワクしてしまうバリエーション豊かな海外勢のメンツ。

(主催者さん曰く、第2弾以降も第1弾以上に期待して損はないとのこと!楽しみで仕方がない!)

今回はMusic Lane Festival Okinawa 2024をより充実して楽しむため、音楽視聴環境のセットアップをしませんか?というお話。
この連載を始めるにあたり、【コツのいらないアジア音楽】のサブタイトルに込めた想いと共にお届けします。

そもそもアジアの音楽を聴いてみたいけど、自分の好みの曲やアーティストに出会うにはどうしたら??と、アジア音楽とのファーストインプレッション、とっかかりに悩んだ経験ありませんか?実は私、この期間がものすごく長かった。台湾旅行に行って訪れたライブハウスでの音楽体験の衝撃はあったものの、楽曲のタイトルが読めない、調べられない故、アーティスト名検索までたどり着かない。

当時、今ほど音楽配信アプリのplaylistも充実しておらず、アジアのインディー音楽についての日本語の音楽記事もわずか、Google翻訳などもまだ未発達だった当時。興味があってもどう手を出してよいかわからず、もやもやしながら過ごしていました。

そして今、Music Lane Festival Okinawa 2023 に参加したことをきっかけに、このコラムにたどり着き、アジア音楽ちょっと聴いてみたいが何から始めたらよいかわからない、という7年前の私のような人に向けて、邦楽を聴く延長で取り入れられる視聴環境のセッティング方法をご案内したい!(私のような苦労なくとも素敵な楽曲に出会ってほしい!)とコツ入らずでチャレンジできる方法5選+α!をどうぞ!

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【コツのいらないアジア音楽のみつけかた5選】

(入門)Music Lane Festival Okinawa 2024のプレイリストを聴く ☆☆☆☆☆
(初級)アジアインディーズ特化型プレイリストを聴く ★☆☆☆☆
(中級)アジア音楽への感度の高い日本国内のラジオ番組をチェック★★☆☆☆
(中級)Shazamで世界各地&都市のランキングをザッピング★★★☆☆
(上級)Instagramで海外フェスの公式アカウントをフォロー!!★★★★☆

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(入門)Music Lane Festival Okinawa 2024のプレイリストを聴く ☆☆☆☆☆

 

Music Lane Festival Okinawa 2024
Spotifyプレイリスト
https://spotify.link/H60S4WQb4Db

Applemusic プレイリスト
https://music.apple.com/jp/playlist/music-lane-festival-okinawa-2024/pl.u-vxy69yxC11MBjV

アジアインディー音楽の入門編としてMusic Lane Festival Okinawa 2024の出演者を集めたプレイリストを作りました!初めの一歩or来年のイベントに行こうか悩んでる&どう楽しんだら良いかイマイチよくわからないという人へ、予習とさらなる音楽との出会いを、このプレイリストをきっかけにTRY!
かっこいいアーティストが勢揃いなので、プレイリストも自慢の仕上がりになってます。(出演者追加発表後、順次追加予定!)

 

(初級)アジアインディーズ特化型プレイリストを聴く ★☆☆☆☆

自分の好みのジャンルや気になる国/アーティストがぼんやりしているor様々な国のインディーを聴いてみたい!という人には、Spotifyやapple musicのアジアインディーズに特化した公式プレイリストがおすすめ!

Spotifyの公式プレイリストのおすすめは、

.ORG  
Neon Lights
Jasmine  
tapioka  

Apple Musicでは

ASIA BREEZE 
ALT ASIA
ザ・ニュー・アジア  

上に紹介したプレイリストなら日本のポップス、インディーもピックアップされているため、聴き続ける難易度は易しめ!これらのplaylistで気になったアーティストを深堀りするもよし、そのアーティストが活躍するシーンに注目し、その国のNew Music WednesdayやNew Music Friday、都市別トップ25を続けて聴いてみるのも新しい発見になるかも。

 

(中級)アジア音楽への感度の高い日本国内のラジオ番組をチェック★★☆☆☆

国内のラジオ番組を聴くことができるアプリradikoの有料会員になると日本全国、過去1週間遡って聴くことができて便利!

日本全国に存在する、様々な邦楽、国内インディーズを多く扱う音楽番組の中にもアジアのアーティストとのコラボ楽曲をはじめとした、アジアの音楽への感度の高い番組や、アジア音楽に特化した番組もあります!通勤通学、作業中の習慣にして、自然と気になる曲やアーティストを発見してみるのも良いアイデア

私のおすすめのアジア音楽専門番組/アジア音楽への感度の高いおすすめ番組

MUSIC BLOOM (J-WAVE 金曜日20:00〜20:30)
ORIENTAL MUSIC SHOW (J-WAVE金曜日26:00〜26:30)
RADIO DRAGON-NEXT-(TOKYOfm金曜日27:00〜29:00)
Roundtable with Komaki (FM802土曜日 22:00-24:00)
Curated Hour ~FRIENDSHIP. RADIO(FM FUKUOKA土曜日26:00〜26:55)

 

(中級)Shazamで、世界各地&都市のチャートをザッピング★★★☆☆

入門、初級をクリアーして、自分の好みのジャンルや気になるシーンがなんとなく見えてきたら次のステップへ!曲名検索アプリShazamで、気になる国&都市の曲目検索チャート視聴機能を活用してみましょう!
このチャートのすごいところは、SpotifyやAppleミュージックの有料会員にならずとも、ランキング楽曲がプレビューで聴けてしまうところ!!
欧米、アジアのポップス、インディー、ワールドミュージックが入り乱れるバラエティ豊かな楽曲にチャレンジしてみて

こちらは10月最終週、上海のShazamチャート

1 Hotel California/イーグルス
2 多想把你抱住/ 高进
3 Paint The Town Red / Doja Cat
4 Water / Tyla
5 Last Time I Saw You / ニッキー・ミナージュ

調べた日のランキングには、45位に カナタハルカ / RADWIMPS が、49位に SPECIALZ / King Gnu がランクイン。アニメコンテンツの強さを感じます。

 

(上級)Instagramで海外フェスの公式アカウントをフォロー!!★★★★☆

ここまでくると、気になるシーンやアーティストがはっきりとみえてくるはず。さらに発展させていきましょう!
海外フェスの公式SNSや、注目する都市のライブハウス、レコードショップなど注目しておきたいスポットのSNSをフォローして、SNS内でもアジアのインディー音楽が流れる環境をセットアップ!特にInstagramは投稿ごとに音楽がつけられる利点があるため、投稿を流し読みしているだけなのに自然と音楽のディグもできちゃう優れもの!

Music Lane Festival Okinawa 2024に参加予定のリスナーはまず、こちらのフォローから!前回、2023年時のイベントに音楽関係者(デリゲーツ)が参加しイベントオファーが実現したイベントの公式アカウントにジャンプ!

PLAYTIME FESTIVAL
ASIA SONG FESTIVAL
Zndari Festa
バスキング・ワールドカップ 
LUCfest
AXEAN FESTIVAL

海外フェス公式アカウントはInstagramストーリーズでライブ映像をこまめにUPしてくれることもあり、現地に行ったような疑似体験ができるのも魅力。

(番外)Global Japan Songs Excl. Japanランキングに注目!

最後にもう一つ。2023年9月からBillboard Japanで公開になった新たな指標。
それがのGlobal Japan Songs Excl. Japanランキング。
これは、世界、各国で再生された日本の楽曲ランキング。

10/26週のトップ5はこちら

1 アイドル / YOASOBI 前回:1 チャートイン回数:7
2 SPECHLZ / King Gnu 前回:3 チャートイン回数:7
3 NIGHT DANCER / imase 前回:2 チャートイン回数:7
4 青のすみか / キタニタツヤ 前回:4 チャートイン回数:7

5 死ぬのがいいわ / 藤井風 前回:5 チャートイン回数:7

注目したいのは、チャートイン回数。このランキングが開始し7週ほど経過しているが、TOP5にほぼ変動がない。以下は私の主観にはなるが海外で日本の楽曲を聴く母数自体がまだまだ少ないこと、アニメやTikTok以外の「きっかけ」が絶対的に足りないことが要因であろう。

アニメや海外のSNSをはじめとした海外の日常の中に、日本の音楽が機能していることは非常に喜ばしい。コンテンツのファンの「きっかけ」同様、音楽リスナーのきっかけはやはり楽曲とLIVE。よりたくさんの日本のアーティストの海外での活躍の「きっかけ」の開拓を願ってやまないし、今年のMusic Lane Festival Okinawa 2024がそのきっかけの鍵になることは間違いない

 

筆者紹介

サクライアヤコ:沖縄本島やんばる在住。アジア圏のインディペンデントな音楽を愛聴する、コラム・エッセイスト。
Instagramにて、邦楽アーティストとアジア圏のアーティストのコラボ(コライト)曲に特化した楽曲レビューを不定期更新中

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