【Jakarta / ジャカルタ】lightctraft、新曲「Don’t Fight This Feeling」をデジタルリリース。

地元のアーティストをプロデューサーに迎え
新たな音楽の扉を開いた意欲作。

パンデミック下、ライブやツアーがままならない中、地道に制作を続けるということは、アーティストにとって最良の選択肢の一つと言える。ジャカルタを拠点に活動するインディーロックバンドlightcraft(ライトクラフト)は、そうした作業を着実に行なっているバンドの一つだ。

新曲「Don’t Fight This Feeling」がデジタルリリースされた。この作品は、現在制作中の4枚目のアルバム(タイトル未定)に収録されることになっている。

サウンド的には彼らの持ち味であるシンセロックを基調に作られており、世界的なパンデミックを背景に、自分自身を受け入れて前向きになるというメッセージが発信されている。

ボーカルのImam Suratarunaは「これまでの何曲かのシングル曲とは、かなり違うものに仕上がった」と話す。この楽曲のプロデューサーは、ジャカルタでは広く知られたシンガーソングライターPetra Sihombing。彼のエッセンスが、lightcraftの新たな側面を引き出したと言えるだろう。

lightcraftは、今回の作品も含めて3曲続けて外部のプロデューサーと制作を共に行なっている。その理由についてImamに尋ねると、このような答えが返ってきた。
「私たちは、自分たちの音楽を通してバンドとしての着実な進化を遂げようと決めた段階なんです。一緒に仕事をすることにしたプロデューサーたちは、私たちの音楽の多くの可能性について、私たちの目と耳を開いてくれました。彼らは、私たちがどのように曲を作るか、また音楽全体に対して新しい視点を与えてくれました。これは素晴らしいことですし、とても楽しいことなんです」。

信頼できる音楽仲間をプロデューサーとして迎えて、自身の作品を託すことのできる関係性。そうしたことが音楽の可能性を広げ、さらに豊かなものにしてくれるということだ。

lightcraftは、10月12日〜15日にニューヨークで開催されるオンラインのショーケース&カンファレンス「Mondo.NYC 2021」への出演が決まっている。

作品はSpotifyやApple Musicなどでも聴くことができる。

 

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