タイ・バンコクでおこなわれる国際ショーケースフェスティバル「Bangkok Music City」が第2弾ラインナップを発表した。合わせて、国内外からのデリゲーツも発表している。
Credit: Bangkok Music City
2019年11月に初開催となった「Bangkok Music City」。初回から国内外のデリゲーツやバンドを招致し、音楽にまつわるカンファレンスや、バンコク中央郵便局やジャルンクルンエリアにあるバー・レストランなど約10ヶ所ほどでのサーキットフェスをおこなった。
その後、コロナ禍のため規模を縮小せざるを得ず、タイ国内のデリゲーツ・バンドのみで開催したり、オンラインで開催したり、と試行錯誤を重ねていた。
今回、初回ぶりのフル開催となり、国内外からのデリゲーツ・バンドを招致している。
開催日は2025/3/1(土)~3/2(日)、開催地は初回と同じジャルンクルンエリア。音楽カンファレンスや、サーキットフェスのタイムテーブルなど、近日中に公開される予定となっている。参加は無料で、こちらからの事前登録が必要となる。
Credit: Bangkok Music City
第2弾までで以下のアーティスト・バンドの出演がアナウンスされている。
※各アーティスト・バンドの詳細はこちらから。
合わせてデリゲーツも発表となった。
タイ国内からはもとより、シンガポール、マレーシア、フィリピンなどのASEAN地域、日本、台湾、韓国、中国などのアジア地域、アメリカ、ヨーロッパなどのアジア地域以外からもデリゲーツが招致されている。ここからさらに追加されていく予定だ。
沖縄「Music Lane Festival」主催の野田氏もデリゲーツとして招待されている。
アジアのショーケースフェスは年々変化している。
台湾・台南の「LUCfest」が開催されなくなり、韓国・ソウル「Zandari Festa」がショーケースフェスとしての色合いを若干落とし始めたなか、日本・沖縄「Music Lane Festival」は年を追うごとに規模も内容も知名度も拡大し、ASEANを持ち回りで開催される「AXEAN FESTIVAL」は定着してきた感がある。
タイ・チェンマイの「LABBfest.」も着実に歩みを進め、海外からのデリゲーツ・バンドを誘致するまでとなり、地元アーティストとのBusiness Matching Meetingまで実施されるようになった。
【タイ / Thailand】めくるめくタイインディーズの世界第18回チェンマイのショーケースフェス「LABBfest.」参加レポート
ショーケースフェスへの参加により、海外進出のきっかけを掴んだアーティストがたくさん出てくるようになった。そうした状況の中、「Bangkok Music City」が大々的に復活した意義は大きい。
沖縄「Music Lane Festival」と同様、発表されているデリゲーツ以外にも、国内外から音楽関係者がこぞって参加しに来るであろう(すでに数人から、そういった連絡を受けている)。
Bangkok Music Cityの開催時期にたまたまバンコクにいる、もしくは、Bangkok Music Cityに参加するために当地を訪れようとしている方は、是非、Bangkok Music CityのWebサイトをチェックしてもらいたい。国内外デリゲーツによる音楽カンファレンスや国内外バンドによるライブへの参加、また、デリゲーツへ連絡をしてミーティングを打診する、など、海外進出のチャンスを探ってみてほしい。
チャンスを探るために参加される方は、今回は演者としての参加ではないにせよ、こちらのコラムを参照に、参加にあたっての事前準備やデリゲーツへのアピールの仕方など、参考にしてもらえればと思う。
Bangkok Music City
Credit: Bangkok Music City