【Tokyo / Taipei】「アジアインディーexpress」Vo.1「イントロダクション」by 寺尾ブッダ

こんにちは寺尾ブッタです。今年からこちらでコラムを書かせていただくことになりました。よろしくお願いいたします!

東京と台北で月見ル君想フというライブハウスを経営し、BIG ROMANTIC RECORDSというレーベルを運営して日本と台湾そして他のアジア各国のインディーズで活動をしているアーティストをプッシュする活動をしています。
コロナ以前は台北を中心にツアーやライブのブッキングなどを行っていましたが、コロナ以降は東京でレーベルショップ「大浪漫商店」を立ち上げて、音源を流通させることでコロナ禍でのバンド活動を支えるべく奮闘中です。「大浪漫商店」は沖縄にも縁がありまして、那覇の桜坂劇場内で大浪漫商店expressというミニコーナー出店させていただいております。レコードの試聴もできるのでお近くの方は是非チェックしに行ってくださいね。

https://www.bigromanticrecords.com/single-post/express_okinawa

さてコロナ早く退散して欲しすぎる毎日ですが、周りで欧米に行く人はちらほら出てきていますよね!ミュージシャンもしかりで欧米のツアーが発表されている日本のアーティストもちらほらと、大変羨ましい限りです。
自分が主にブッキングしていた台湾、中国辺りは、隔離政策も非常に厳しく、VISAの発給もかなり制限しているので、ライブツアーが組めるようになるのはまだまだ先になりそうです。
もちろんアジアでも国によって隔離政策の解放度合いも違ってくると思いますが、コロナ前の台湾での日本のアーティストの受け入れ度合いはズバ抜けて多かったと思いますので、アジアでの活動ということにおいては、台湾との行き来が一刻も早くできるようになることを祈るばかりです・・。

しかしコロナ禍ももうすぐ2年になろうとしていますが、これだけ時間が経ってしまうと、前は熱心に集めていた現地の情報もいつのまにかフォロー仕切れなくなっていたり、バンドをフォローするのに実感が伴わなかったり、、そんなムードを日本にいても感じております。前はインディでも話題のアーティストなら大体東京でライブ観れましたからね・・夢の様な時代でした。

そして今はなかなか前ほどアジアのミュージシャンにシンパシーを抱けなくなったのと同じ様に、アジア各国でも日本の音楽への興味は相対的に下がっていっていると思います。音楽産業自体が右肩上がりだった国(日本以外)で逆にローカルのアーティストがチャンスとばかりにどんどん国内マーケットでのシェアを拡大しているような状況です。
これは実はインディーズのアーティストや我々プロモーターにとって大変喜ばしいことで、現地にインディーズのシーンやマーケットが小さければ自分の音楽の売り込み先もなく、ファンベースも存在しないわけですから。ここは心配せずに現地でどんどん盛り上がってもらって、今後はお互いのシーンを尊重しながら交流を深めていくといった姿勢が重要で、むしろそうでないと相手にされないと思うので皆さん心しておいてくださいね。日本からちょっと冒険しに行く、挑戦する!という様な一方通行なスタイルだとコロナ後の世界にはもはや対象が存在していない可能性が高いです!

そしてコロナ後の世界を再び訪れたら、ローカルアーティストの独創性、ローカルのアンダーグラウンドの根の張り具合に驚かされると思います。同じ価値観、驚きを共有して、刺激しあって、さらにそこから新しい価値が生まれる。アジアはそんな予感に満ちています。

これから現地のいろんなシーン、アーティストを紹介していきたいと思いますのでお付き合いのほどよろしくお願いいたします!


寺尾ブッタ
BIG ROMANTIC ENTERTAINMENT 大浪漫娛樂集團代表。
ライヴハウス「月見ル君想フ」、音楽レーベル「BIG ROMANTIC RECORDS」を東京と台北で運営しながら、
アジア各地でイベントをプロデュースしている。
2020年にレーベルショップ「大浪漫商店」を下北沢にオープンし精力的に展開中。

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